省庁データ西暦に統一へ

省庁データ西暦に統一へ 東京新聞20185月22日


東京新聞 2018年5月22日
省庁データ西暦に統一へ
改元で回収繁雑 証明書は元号継続
   政府は、各省庁がコンピューターシステム間でやりとりする日付データについて、和暦(元号)と西暦で混在している現状を改め、西暦に一本化する考えだ。今後、システム更新に合わせて順次改修を進める。行政手続きで使用する書類や証明書などは元号での表記を継続する。
 現在、多くの省庁が個々のシステム上で西暦を日付データとして使用している。ただ、他省庁や民間金融機関など外部のシステムと接続する場合、元号に変換してやりとりするケースもある。
 政府は二〇 一九年五月一日の改元に向け、今月十七日に関係省庁連絡会議を開催。新元号の公表時期を改元の一カ月前と想定して、システム改修を進めることを決めた。
 しかし、元号に変換してデータをやりとりする場合、改修が複雑で改元に間に合わないと見込まれている。将来の改元の際も同様の問題が発生しかねないことから、個別のシステム更新に合わせて、今後数年かけて日付データを西暦に統一する。
 一方、行政手続きで使用する書類や証明書などは改元後も元号での表記を継続する。菅義偉官房長官は二十一日の記者会見で「国民生活に影響がないよう対応を進める。国民の目に触れる証明書などには引き続き元号が使われる」と説明した。

 

読売新聞 2018年5月21日

省庁データ 西暦に統一 政府方針 改元時の改修費減

 

読売新聞2018年5月21日 省庁データ 西暦に統一 政府方針
















 
 
 
 


政府CIOポータル内、「標準ガイドライン群」(体系的な政府共通ルール)より 


 2018521日 讀賣新聞で言及されていた「西暦一本化」の具体的内容と思われます。(2019/4閲覧 )

 

行政基本情報データ連携モデル
標準ガイドライン群ID1015-1

2019年(平成31年)328

日付及び時刻

日付及び時刻のデータは、ISO8601及びJIS X 0301(日付及び時刻の表記)に準拠し、以下のとおりとする。(ただし、高速処理が必要な場合等、特段の事情がある場合には、独自形式を採用する場合もある。)

 

1 日付及び曜日

1.1 日付

日付のデータは以下の形式とする。半角を使用する。

 

YYYY-MM-DD

YYYY:西暦年4

MM  :月2桁(1桁の場合には前に0をつける)

DD  :日2桁(1桁の場合には前に0をつける)

 

例)2017-09-01

 

注)マイクロソフト社Excelを使用する場合、日付書式を「英国」の中のYYYY-MM-DDを選択

       

………………中略……………………

6.3 和暦との変換

入力や表示・印字において和暦年を使う場合には、入力時には入力データを和暦から西暦へ変換し、データは西暦で管理する。逆に出力時には西暦から和暦へ変換して表示する。同様に、入力や表示・印字において12時間制を使う場合には、データは24時間制で管理し、入出力時に変換する。

例:入力[平成27年]→システム内[2015

システム内[2015]→出力[平成27年]

 

 

7 変更履歴

 

日付

位置

変更内容

2019328

-

初版決定

2017127

-

α版公開