私たちについて
私たちは、元号の使用強制に反対し、元号のみを年表示としている立法・司法・行政の国家機関、地方自治体のあり方を変えさせたいと思って運動に立ち上がった市民です。様々な場面で知り合い、友人となった者がこの運動の世話人になっています。現在、石田嘉幸、稲正樹、小川利靖、笹尾道子、澤藤統一郎、清水雅彦、杉山秀子、田中宏、根森健、濵野秀樹、藤井悦子、藤田高景、武藤弘佳の13名(50音順)が世話人です(2023/9現在)。
世代、居住地域、職業、興味・関心など様々ですが、元号使用一本やりの日本の現状を変えたいという強い思いで繋がりました。
世話人になってくださる方は、seirekiheiyou@gmail.com までご連絡ください。月に1度程度の世話人会を行っています。
なお互選によって、代表世話人は稲正樹、田中宏、澤藤統一郎の3名が、また事務局長は石田嘉幸がつとめています。 2021/7/19現在。
すべての公文書に西暦表記を! パンフはここ
西暦表記を求めるアピールに加わってください!
みなさんの参加を呼びかけます!
新元号の発表があって、時代が変わった、新しい時代がやってきたというキャンペーンが繰り広げられました。「元号法」という1979年成立の法律により、天皇の退位と新天皇の即位に伴って、元号と呼ばれるものが「平成」から「令和」に変わっただけです。私たちをとりまく生活の厳しさ、社会の状況には何の変化もありません。
多くの人々は、様々な場面において私たちが目にする元号のみの年の表示に、とても不便を感じています。元号のみの年の表示は、世界の中の日本を普遍的な時代の動きから切り離し、この国の時間の進行を隔絶されたものにしています。グローバル化の時代においても、日本でしか通用しない元号のみの表示を頑なに続けている状況は、時代錯誤だとしか言いようがありません。
確かに世界には様々な紀年法(年の記述方法)があります。しかし、予測できない不定期にリセットされてしまう紀年法=元号を使用する国家など、現代においては「日本」以外にありません。ましてやそれを「公文書」に使うなどというのはあまりにも馬鹿げているのではないでしょうか。厳密に言えば、来年が「何年」と呼ばれるかさえ、元号制度に従うのならば表示できないのです。だからこそ、現在ではどのような国家でもそのような紀年法は廃止したのです。
時間の連続性を意味のない元号で切断しているために、常に換算表が手放せない日常生活。公的機関が元号のみを使っているので、それに右へならえして元号を使用している様々な団体や組織や学校。コンピュータでは西暦で一元管理をしているのに、顧客や利用者には元号のみの表示を通しているための莫大なコスト。
こんな愚かで合理性のない元号のみの年表示は直ちにやめるべきです。この国は国民主権の国です。政府が勝手に決めた元号を日常生活で使用させようと押し付けている、不合理な現状は改めなければいけません。
私たちは、紀年法として元号のみを用いることをやめ、実用性に優れ国際的標準となっている西暦の使用に切り替えることを、立法・行政・司法の公的機関、自治体に求めます。
公の機関が発し使用するすべての文書における年表示については、元号のみを用いることを止めさせ、西暦表記とすること(必ず西暦表記を含むこと)を実現していきましょう。
多くのみなさんがこのアピールに賛同し参加されることを訴えます。