生命保険契約の元号⇒西暦化 日本生命様への要請

2021年7月17日土曜日

運動 元号表記ピックアップ 生活の中で

  「元号」は原理として「未来の年」を表示できません。
 ところが、人生の全期にわたる長期契約になることもある生命保険において、元号のみの表記をいまだ続けている会社もあります。

 日本生命保険相互会社の保険契約をお持ちの方から、契約者(相互会社という仕組みでは社員でもあるそうです)として、契約情報は元号表記でなく、西暦にして欲しいと要請したところ、順次西暦化していくとの回答が直ちにきました、という情報をいただきましたので、紹介します。

 生命保険会社では年に1回、契約者に対して、契約内容や請求漏れがないか契約者情報の変更がないか、などの確認を行っています。2021年現在、日本生命保険相互会社の場合、契約確認書類の年表記は元号のみでした。 

 以下が連絡フォームから送付した要請文だそうです。

契約内容の確認を致しましたが、契約者の生年月日、保険の契約年月日などすべて元号表示のみになっていますが、なぜですか。
何年前の契約か、何年経過したか、何年後終了する契約か、どう考えてみても西暦でなければいちいち換算しなくてはならず、なぜあえてわかりにくい表示を御社がしているのか、理由を教えてください。
どうか、顧客満足の立場に立つのであれば、西暦表記に変更してください。よろしくお願いします。

 以下が回答文だったそうです。

いつも格別のお引立てをいただき厚くお礼申しあげます。
当社ホームページからお問合せいただきました件につきまして、
以下のとおりご回答申しあげます。
このたびは、契約内容の画面の年号表記につきまして、
ご不便をおかけいたしまして申し訳ございません。
当社といたしましては、将来的には西暦表記でご案内する予定でございます。
※順次変更していく予定でございます。
すぐにご案内できず申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申しあげます。

 いずれ、システム改修の時にでも、西暦にするから、それまで待てや、という風に読めなくもない、やる気の無い印象も受けてしまいましたが、それぞれの会社の顧客に対する思想が良く現れる事柄だと思いますので、今後も注視していきます。 

 地方自治体、国に限らず、それぞれの企業についても、わかりやすい表記を求めていくことは社会を改善していく過程です。商品に不備があることに気付いたら、それを製造会社に連絡してやることは、その生産方法への確認と改善に必ずつながることであり、必要なことなのです。

 皆さんも諸企業の年の表記方法について問題を感じた場合、その改善意見を企業に寄せて見てください。その顛末をご連絡頂ければ、今後もここで紹介していきます。