このブログは、現在世界で唯一、「不定期にリセットされてしまう年の呼び方で公文書が生成され、なおかつその状況についての有効な議論がなされていない」、私たちの社会、国家について、考え、変革していくために設定されました。
ブログは成長中ですが、過去の様々な、元号、西暦についての言説、現状の問題とそれへの政府を含む様々な対応がここには集積されます。
まずは興味ある言葉でブログの中を検索してみてください。
まだまだ不十分な資料ページでも、「元号」という、特定の個人(生命体)に紐付けられた年の呼び方で国家・社会を運営することの異様さが浮き彫りになっています。特にPDFでまとめた資料集はぜひご確認ください。
しかし、「元号」問題の日本社会にとっての最大の問題は、「日常生活での不合理さ」と、「元号は日本の伝統だ」という言い方がすれ違うだけで、「では、この日本を、すなわち現に私たちが生きるこの社会を、どのように我々はこれから作り上げていくべきなのか」、という議論が全く成立していない、ということです。
したがって、「現在世界標準でありリセットされない年の呼び方である”西暦”によって、日本でも公文書は作成されなくてはならない」、と考える私たちも、それに反対する、あるいは納得できないという意見との「対話」、新しい「合意」の生成こそが、最重要課題だと考えています。
ですから、「このブログの主張には納得できない」、と言う意見こそ、私たちがもっとも歓迎するものですし、そこからの対話こそが価値のあることだと考えています。
投稿のカテゴリー「疑問を持つ方々へ」はそのような意見をこのブログにお寄せいただいた方との対話を試みた履歴ですが、残念ながら議論は打ち切られてしまい、展開していくことはできませんでした。
おそらく、このようなマイナーなブログで反対意見が寄せられるのを待つているのは、ナンセンスであり、こちらから「西暦」化に反対する意見に対して、積極的に「対話」を求め、その経過をここに明らかにしていくしかないようです。
以上のように、このブログは、読んだ方が、自ら考え、現在の日本での「元号」使用についての意見を作り上げ、行動していく時の素材・燃料になることを目指しています。十分な整理がされていないので申しわけありませんが、ブログ内をじっくり巡回していただき、考えていただければ幸いです。
なお、私たちは日常生活で出会う具体的な「元号のみ使用」による困った出来事に対しては、そのような表示をしている当事者に対して意見を伝える運動を呼びかけます。その事によって、元号表示を漫然と、あるいは強いられて行っている社会全体が元号/西暦問題を考えていく契機になるはずだからです。今後、そのような行動とその経過をライブで公開していきます。
これは当会のメンバーだけに限るのではなく、各自が行った結果を報告していただければ、このブログに掲載していく体制で行きます。