タイでの年の表記方法

2021年12月23日木曜日

他国家での状況

 韓国では、1961年に、西暦を公用年号とするという法律を作って西暦を使用しています。


 釈迦の入滅を紀元とする「仏暦」を使用している国では西暦との関係はどうなっているのか、在東京タイ王国大使館の広報部に電話で教えてもらうことができました。


公文書は、学校も含めて仏歴のみ(西暦なし)。
ただしパスポートは西暦表記。

 

 仏暦の使用が法律で決められているのかを尋ねましたが、明確にすぐ回答はできないとのことでした。仏歴が一般的で混乱はない、とのことだったので、法規定はないのかも知れません。とにかく、皆さん、気にしていない、とのことでした。

 在東京大使館のホームページの記事における年の表記はすべて西暦でした。パスポートと同じくその場、その場で通用するように使い分けているのでしょう。

 西暦と仏暦の併用が問題とされないのは、元号のように不定期にリセットされない数字であることも大きな要素だと考えられます。


※なお、仏暦には釈迦が入滅した年を紀元とするか、その翌年を紀元とするかで、2種類有り、換算にはそれぞれ西暦に544を足すか、543を足すかの違いがあり、タイの仏暦の場合は西暦に543を足すと換算できます。

従って来年の西暦2022年はタイでは仏暦2565年になります。
仏暦の表記は「2565」というような数字ではなくタイの文字で書かれていることも多いようです。