惰性と無責任、NHKニュースでの元号のみ表記について、NHKは視聴者にアンケートを取るべきだ。

2022年5月10日火曜日

運動 元号表記ピックアップ 生活の中で

 2021年10月14日の記事で「ニュースは元号のNHK 、内部文書は西暦表記に変更していた。」と伝えましたが、ホームページでは次のようになっています。

NHK 理事会議事録のページ
https://www.nhk.or.jp/info/pr/rijikai/


2018年度最後の2019年3月26日の議事録はこうなっていました。
元号表示です。
一週間後、2019年度最初の2019年4月2日の議事録はこうでした。
西暦表示になりました。

 このように、2019年5月1日の「元号リセット」にあわせて、NHKでは自らの組織運営については一斉に元号表記から西暦表記に変更しています。
 同時期、鉄道会社などでも切符や定期券の表示を西暦に変更したのと軌を一にしています。どう考えてみても、不定期にリセットされる年の呼び方で業務を遂行することは不合理だからです。
 ところが、2020年10月27日に私たちがNHKに「ニュースではわかりやすい西暦表記を使うよう申し入れた」時にはNHK側はその事には全くふれず、「元号は国民生活に浸透しているから」等の言い方に終始しました。
 私たちも、NHKが組織運営においては一年も前から西暦表記に切り替えていたことを知らなかったために、NHKが自分たちの運営の場合にはそれが合理的だと「西暦表記」を選択しておきながら、なぜニュースの場合にはあえてわかりにくい「元号」で出来事の年の表示をするのか、問いただすことはできませんでした。

NHKは視聴者にニュースにおける年の表記についてアンケートすべきだ

 分かりやすさ、というのは「情報」には重要な要素です。NHKはニュースを受け取る視聴者に対して、出来事の年を表示するのに「元号」と「西暦」どちらがわかりやすいと考えるのか、アンケートを取るべきです。
 勝手に、「元号」は「社会・生活」に定着しているなどと決めつけた上で、自分たちは合理的な「西暦」を使います、というような、ダブルスタンダードは、社会を「我がこと」として考えていない、無責任だと思わざるを得ません。